意外と知らない?産婦人科の看護師の現状

産婦人科に勤める看護師は、非常に多忙です。休みもほとんどないようです。

病院というものは、入院している患者がいなくても、常に診療できる体制を整えておく必要があります。そのため、看護師も常駐していなければなりません。もちろん交代制をとっていますが、急な患者の来院にも素早く対応する必要があります。

特に、夜勤はハードであると言われています。 夜勤は日勤よりも楽なのではないかと思われがちですが、夜でも緊急手術が入ったり、出産や夜間緊急入院が必要になったりと、様々なケースがあります。

また、夜間に患者の部屋を一部屋ずつ回り、夜間の担当であることを患者に丁寧に説明したり、患者の氷枕のチェックをして取り替えたり、検温や赤ちゃんの心音のチェックなど細やかな作業を行います。 消灯の時も患者の部屋をしっかりと点検し、トラブルがないかを確認します。点滴を取り替えたり、翌朝に患者に飲んでもらう薬を見直すなど、常に気を配らなければなりません。

朝になれば、患者の採血を行い、食事を運びに行くことになります。朝は看護助手が不在の場合が多いので、看護師自ら食事を配膳します。

さらに、朝から手術の予定が入っている場合は、患者の容体をきちんと確認して手術室に送ります。このような数々の業務を終えてようやく帰ることができますが、眠気と戦いながらの仕事は、肉体的にも精神的にも疲れが溜まります。

このように、産婦人科の看護師の仕事は、非常にハードなのです。今後の日本の医療のためにも、この現状を改善していかなくてはなりません。